東新レゾナント

多動力

意識の高い人。テック系の人。カタカナいっぱい言う人。タクシーの動画に出てくる感じの幻冬舎の養分やってるような人。わたしが言うのもどうかと思いますが、常々、虚無のビジネスマン系の人。多動力系男子ね。
とある虚無兄ちゃんがいまして、今日はその無能の小噺をひとつ。

虚「ご無沙汰してます!最近元気してました!?久しぶりにお茶でもどうでしょうか!軽い相談もありつつ」

私「お疲れさまです!お茶しましょうぜひ!いつにしましょう?スケジュールあわせますよ!」

虚   既読

???????? なんで??????いや誘ってきて。「軽い相談ありつつ」?
スケジュール聞いたら既読スルーナンデ????
あなたに合わせるって。俺なんか変なこと言った?すごいでしょ。実話ですよ。

と、困惑していたのも忘れかけてた1年後の昨日、なんとザオリクLINEが入電!
乗った便がバミューダトライアングルに飲み込まれて昨日着陸でもしたのでしょうか。
当たり前のように連絡がきました。この鈍感力こそベンチャースピリット。
いや普通に社会人適性おわってるだろ。

虚「ご無沙汰してます!最近はNFT関連をやってて。お茶しませんか!」

私「お疲れさまです。来週か再来週あたりで如何でしょうか。」

虚 「リモートでしたら、◎日、リアルでしたら■日とかどうでしょう!」


私「■日でしたら大丈夫ですよ。」

虚「お、リアルでやりますか!15:00くらいで!では当日また!」

リモート???お茶で???今普通なのそれ?あんまリモートでお茶はしたことないんですよね私。遅れてるのかな。NFT関連っていうのもすげえ香ばしいし。お茶だけに。
まあ、でもスケジュール候補の返信が来ただけも、感謝せねばならんのでしょう。

だいたいNFTなどで話すことなど私には一切ありません。ブロックチェーンの仕組みや、ハッシュ化のこと、トランザクションの記録の仕方、スマートコントラクトやコンセンサスアルゴリズムのこと、ざっくりは本で読んで、NFTというものがあること、所有権をブロックチェーンにのせる。など、諸々かじった程度ではありますが、それを調べたり色々読んだり見たり聞いたり、喧伝している人間の属性など、あらゆる周辺事象をすべて俯瞰した結果、これを「眉唾モノだ」と判定しました私は。なぜなら、私は真先にこれを悪用した詐欺を思いついたからです。

ただ、瞳孔の開ききった人間が話す「音楽×NFT」とやらを、しっかり聞かない事にはDISすることもできないわけですから、まあいい暇つぶしだなと思って、胸高鳴らせて「お茶」前夜を迎えたわけです。

虚「すみません!明日ちょっと1時間はやめたりできますか・・・!?」

私「大丈夫ですよ。では、14:00で!」

当日の朝。

虚「すみません!!今日14:00厳しそうで、またご連絡させて頂いてもいいですか・・?

私「ええ。大丈夫ですよ」

虚 既読

は?すごくないこいつ?多動力高すぎでしょ。笑っちゃったよ。全部お前が決めた日時だよ。
思わずスクショして共通の知人に送ったら、その人も同じ目にあってたらしく、
「あぁ。それね。おれ。もう連絡きても無視してますよ」とのこと。ほうぼうでやってんだな。
流石だよね。このLINEのスクショNFTつけて売ったろか。これ実話ですからね。

ちなみに、じつはこの虚無の上司にあたるオッサンとは浅からぬ縁がありまして。こいつの上司は音楽プロデューサーとしてあるバンドをプロデュースしてました。私はそのバンドが好きで曲も買ってました。で、そのボーカルは外国人なので、ビザの関係で一度帰国せねばならなくなりました。クラウドファンドで再入国の資金を募っていたので、私は課金しました。返礼品として「楽曲データ・サイン入りのカード」とあります。大した額ではありませんが応援する気持ちと曲が聴きたいのでアルバム一枚分くらい払ってもいいと思って課金しました。
そして、、、、、アルバムが送られてくるのを待ち続け10年が経ちました。今年も冬がきます。

仲介業

に翻弄されてました。するのもされるのも。

されたほう
■駐車場。町の不動産屋さん「月額賃料の●ヶ月分」って手数料のとり方なので、ひと月あたりの賃料が安いと当然手数料が少なくなる。だからやる気がない。問い合わせても「一回ご来店ください!色々ありますから!」とかワンルームのときはあんなにゴリゴリ営業してくるのにそんな素振りは一切なく。「空いてないですね〜」で会話終了。おとなしいもんです。案内する気ないなら専任なんか取らなきゃいいのにな。賃料に対する取っていい手数料がおそらく決まってるんでしょうね。業法のバグですな

■エントリー料。とあるイベントがありまして、声のかからない弱小零細ミュージッシャンでも出れるありがたい仏のようなイベントなんですが勿論テラ銭とられます。しかも直前になってからいますぐ払え!って言ってきます。これ、サラリーマンマネージャーだったら大変じゃないですか?月の半分終わってる時点で、経理に「振り込んでください!」って言っても対応して貰うの至難の業ですよ。だいたい早くても[末締め翌払い]ですからね。俺が経理担当だったら鼻で笑って一蹴しますよ。亀十のどら焼きくらいは持ってきてもらわないと。で、そのアンダー層から巻き上げたテラ銭は招聘パフォーマーにギャラとして払われるわけです。ギッ

したほう
■なにか手配するやつ。段取り系。
俺:お世話になりますので、よろしくどうぞ。乙って人が当日行きますから。
甲:はい。了解。●●の情報もらっといて下さい
俺:了解


俺:乙さんよ。↑だそうです。情報、よろしく頼むわ
乙:その情報、要らないと思いますよ。前とくに言われなかったので。直接確認しますね
俺:はあ。そうですか、じゃあ直接やってくださいな つ[甲さんの連絡先]

乙:今回お世話になります乙です
甲:はい乙さん、●●の情報ください


ほらな。だから言ったよな?必要だからくれつったんだよ俺はよ。人の話しは素直に聞けオメーは。
気をつけよ。前例と違うことあって、仮にそうだったとしても言い方には気をつけよ。恥かくわ。

■D業
実力不足と未熟さを自覚してない人。これはすごいですよ。全く積むもの積んでないのに何者かになったような気になって自分のアウトプットに絶対的自信を持っちゃって。修正依頼を一切ききいれない。何かと破綻した能書きで「これで良い」と言ってくる。いいかどうか決めるのはオメーじゃねえんだけどな、的な。自分で金出してやってることなら「ご自由に」ですけど、他人の金でやってることですからね。たまに居ますけどねそういう若い子。しかしそこは大人な代理店さん。もう慣れたもんで。ゼロの顔して「あ、OKです、もう大丈夫です。では、あとはこちらでよしなに。」終了です。何かが終わった音がしました。いやー、どうなんですかねー。10回リジェクトされても果敢に出し続けることで精錬されていくもんだろ。なんてスポ根ロジック押しつけるつもりないですけどね、でもそういう側面もあると思うんですけどね。そんな時代じゃないんですかね。とはいえ、かけ出し1年生がそれやっちゃ先ないでしょ。気をつけよ。恥かくわ。

手数料と物流の経済全史 
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784492681503

クリエイターとクライアントはなぜ不毛な争いを繰り広げてしまうのか?

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000360351

マツケンサンバ

がクワイエットストームでいきなりかかったらビックリしますね〜?例えば夜中、FMココロなんかを流しながらクールにタバコを吸いながら高速走ってたとしましょうよ。ボビーコールドウェルかなんかの直後にマツケンサンバが流れたら、目ん玉飛び出ますよね。車線からはみ出ちゃいますよね。危ないよね。(ちなみに叩けボ〜ンゴ の「ボンゴ」はサンバでは使わないらしいっすよ)
水ダウでたまにやってる「マツケンサンバでは泣けない説」、これ。1つ思いました。
ニコ動のMADとかのネットミームでよくみる「地球に巨大隕石が衝突するCG」あれわかります?
あれにマツケンサンバ重ねるとちょっと切ない気がします。要は、アルマゲドンのエアロスミスと基本的な機能は一緒です。
例えば…
人類滅亡が確定した地球。人類の叡智を結集しても映画の様にはいきませんでした。避けられない衝突です。広い宇宙の出来事からしたらごく自然のことです。と諦めてる科学者もいる有様。最期を受け入れるしかない人類・・・。
巨大隕石の衝突まであと数時間。とりあえずテレビをつける。地上波では各局「地球最後の日」という特番が流れており、宇宙ステーションのライブ映像、これまでの輝かしい栄光と人類史を振り返るドキュメンタリー、原点に帰ったフジテレビは楽しくなければテレビじゃないので火薬田ドンを復活させ、花火を打ち上げている。NHKでは紅白的な歌番組が生放送中。大トリをつとめるのは我らがマツケン!「さぁみなさん。お別れの時間が近づいて参りました!最後にみんなでマツケンサンバを踊りながら死を迎えましょう!来世でまた会いましょう!それでは、皆様ご一緒に !!」L字型のテロップには「巨大隕石到達予想時刻まで」のカウントダウン。もう隕石が来るときは「にげて!」とは書かない。だってどこに逃げればいい?逃げ場など無い。地球はあと数分で終わるのだから。壮大なフルオーケストラをバックに日本の全ミュージシャンがマツケンの脇を固める。全芸能人が総出で泣きながら踊るマツケンサンバ。どうですか。涙なしには溶鉱炉沈めないでしょう!

人工知能

に仕事を奪われないように、創造性を磨こう!クリエイティブ職は生き残る!みたいに盛んに喧伝されてた時期もありましたが、事務職より先に絵を描く人の仕事が奪われかけているのを見ました。当方、AIが代替するまでもなく既に全部一緒に見えてしまってるくらいにはアニメアイコンとソリが合わないんですが。。。とはいえ生業にされてる方々からしたら、アレはたまったもんじゃないでしょう(炎上したので一旦引っ込めたそうですが、あんなもん第三国からすぐに同じものが出るぞ、とも言われてました)。御察しの通り、対岸の火事などではありません。隣人が燃えてるレベルで関係ありありだと思います。
職業アレンジの仕事も、モノによっちゃあ正直すぐにでも代替可能なものがあります。個人的には既に「本来AIがやるべき仕事なのになこんなの。わざわざ人間が代わりにやってるよなこれ。」くらいに常々思ってます(全てがじゃないですよ。モノによっては、です)。丸サだくだくのアルゴリズムコア歌謡なんかは、いまどき人間がわざわざやらなくても機械が自動的に作れるレベルです。歌詞はマルコフ連鎖のジェネレーターがネット上にありますから、それらしいものを2〜3食わせておけばハナクソほじりながらでもできるでしょう。NFT付けて原盤ごと売っぱらってしまえばウルフギャング値段見ないで食えるくらいは手に入るんじゃないですか。ぜひお試しあれ!

渋滞

が苦手だと先日のブログで書きましたが、仕事でアクアラインで海を渡らないといけない事情がありました。時は大お盆時代。この夏は外出の流行。車さえありゃ皆が移動するような日にアクアラインを通らないといけないんです。地獄でしょ〜?空港中央を過ぎて、ちょっとしたら渋滞開始です。浮島のらへんからアクアラインに入るまで1時間くらいかかりました。それはもう地獄でしかないんですが昔から仕事で車移動するのはもう慣れっこで、それはそれで嫌いじゃない。なぜかというと、帰りの車内でGROOVE LINEが聴けるから。帰りのカーラジオが疲れた体に染みるんですね。日曜ならサウジサウダージだろうし。ガキの頃カーラジオでサントリーサタデイウェイティングバーアバンティを聞くのが好きだった影響もあるのかもしれません。夕暮れのカーラジオはエモいから好きです。エモいの使い方合ってんのか知りませんが。興味もない。

帰りは帰りでまた大渋滞、2車線しかないクソ道路で1車線規制とな。アクアラインのど真ん中でピタッと動かなくなりました。カーナビを見ると海の真ん中で完全に止まってる状態です。こんな海の真ん中で止まるの嫌だな。ベタ凪の海面に反射する西日、靄の向こうにうっすら見える大型タンカー。見渡すかぎり一面海しかありません。いまゴジラがきたら死ぬな。とか、海ほたるで「ホタルイカの黒作り」買って帰りたいな。でも混んでるからなぁ。とか。色々妄想していると、ピストンさんがメチャクチャなMIXを繰り広げてました。
誰が言ったか「想像力は移動距離に比例する」なんて言葉もありますけど、たまに長距離移動するのもエモくて良いのかもしれません。エモいの使い方合ってんのか知りませんが。興味もない。